ゲネプロ現場に緊急記者会見、最終回の生ライブとMATCHAが追ってきた、「生放送」という異色のアニメ作品、『みならいディーバ（※生アニメ）』。
■『みならいディーバ』に関するMATCHAの記事はこちらよりご覧いただけます。
7月から放送が始まった本作品ですが、9月に最終回生ライブを終え、今回が本当の最後となるライブ「みならいディーバ（※クリスマス生ライブ）」が12月20日（日）に開催されました。その模様をお届けします。
ライブ開催に先駆けて、まずは製作総指揮の吉田尚記さんが登場しました。
携帯電話の電源はOFFにするなど、上演中の注意事項を“念入り”に読み上げてくれた吉田さんですが、それにはこの作品ならではの理由があります。なんでも、携帯電話が発する電波がモーションキャプチャーを着た山本希望さん・村川梨衣さん演じるキャラ、ウイちゃん・ルリちゃんの動きを止めてしまうことがあるんだとか。
合いの手は「オイ！オイ！」全力のライブがスタート
諸注意が終わると、カウントダウンとともについにライブがスタート！
一曲目に歌ってくれた曲は「ぽんこつプリンセス」でした。「オイ！オイ！」という合いの手の部分が最高に盛り上がるこの曲。会場のみならいバー（みならいディーバのファン）は、ルリちゃん・ウイちゃんのイメージカラーである緑と青のペンライトを振って全力で合いの手を入れていました。
MCでいつも通りの二人のゆる〜い掛け合いトークが繰り広げられると、会場からは笑みがこぼれます。ウイちゃんに「待て。待て。良し！」なんて犬のように扱われるルリちゃんがとても微笑ましかったです。
続いて、「いい報告ができなくて」「現実逃避ラプソディー」というしっとりバラードナンバーに加え、「真面目に作ったはずの歌詞がただのラノベなんだが」のようなアップテンポな曲も歌い、会場のボルテージが高まったところで次のコーナーへ。
今回、このライブで最大の見所と言っても過言ではないのがこの「生作詞でジングルベル」のコーナーです。
これはライブ会場のロビーには、ポストが設置されており、会場のみならいバーが歌詞フレーズを書いてポストに投入し、そしてその歌詞の中から実際にライブ中に作詞、ライブの最後に歌うというもの。「クリスマスなのにおせちの盛り付けのバイト」や「今年も一人、半額チキンでクリスマス」というクリスマスライブならではのシュールな歌詞候補が次々と登場すると、これはお笑いライブかなにかなのか……？と勘違いしてしまいそうなほど会場が笑いに包まれました。
作詞を終えると、山本さん・村川さんのお二人はここからこの歌詞を曲にのせて歌えるように裏で猛特訓です。その間に第0話（ゲネプロ回）のディレクターズカット版が上映され、さらに吉田さん、監督の石ダテコー太郎さん、キャラクターデザインの足立慎吾さんが登場し、作品の制作秘話やちょっとした裏話なんかも語ってくれました。なんと当初のキャラクターデザイン案だとウイちゃんにはマフラーなどの小物がいっぱいついていたのだとか。（しかし3Dで動かす上で、都合上はずされてしまったらしいです……。）
トラブルだって演出！？ウイちゃんが貼り付け状態に！
山本さん・村川さんの準備が整ったところでいざ後半戦へ！
しかし、このタイミングで機材のトラブルが発生してしまうハプニングが起こります。なんとか直そうと試みるも、最終的にウイちゃんは動くけど、ルリちゃんだけが動かずに磔の状態という、またしてもシュールな展開に。
アクシデントに見舞われながらも、全力でウイちゃん・ルリちゃんを演じてくれました。「ジングルベル」「筋肉に願いを」「ホッタイマイジルナYo！」「土用のウェディング」「ゴマ団子三姉妹」と５曲続けて歌いきり、ハプニングですら演出に変えてしまうようなお二人の器用さには驚きです。
アンコールでは「Encore」「Run Diva Run」を歌い、大歓声のなかライブは幕を下ろしました。
最後は山本サンタと村川サンタのプレゼントとしてサイン入りのボールも投げられました。
この『みならいディーバ』プロジェクトの最後となるライブでしたが、「このライブの評判が良ければ、また何か出来るかも…。」と話していた吉田さん。これは２期へのフラグなのでしょうか……！？
是非やって欲しい！そのためにはBD・CDを買うしかない！！
Information
みならいディーバ公式サイト：http://minaraidiva.jp/
公式twitter：@Minarai_Diva
みならいディーバBD＆DVDは「きゃにめ.jp」よりどうぞ！：
オープニングテーマ「Run Diva Run」（iTunesのページに飛びます）：
